11月のうた 谷川俊太郎 [スズムシ日記]
路傍に季節外れにタンポポが咲いている。まだ暖かいぞ。子孫を増やせるかもと狂っている。そして俊太郎さんの詩。もうすぐ師走。ようやく18日は寒風が吹いたね。「心は」を繙こう。
「心は」
みえてしまうものに
目をつぶる
聞こえてくるものに
耳をふさぐ
臭ってくるものに
鼻をつまむ
叫びたいときに
口をつぐむ
こころはときに
五感を裏切り
六感を信じない
心はときに
自らを偽っていることに
気づかない
(スズムシ:大方の人はそのように生きている と 僕は思う。自分を偽らなければ生きていけない人も数多いるように僕は思う。詩人俊太郎はそんな人へ想いを馳せているのだろうか?たとえば、橋下大阪市長と石原元都知事の野合はまさにこの典型だよ。いつまでたってもこんな胡散臭い人間関係はなくならないね)
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