加賀谷武展 [スズムシ日記]
7月2日 銀座のシロタ画廊へ向かい、加賀谷武展を拝見してきた。氏は90歳だと!耳が遠くなっているが、依然元気の様子。安堵しました。氏はもうずっと昔新宿の西戸山小学校で図工の教師として教鞭をとられていて、新宿図工部飲として複数年活動を共にし、またご自宅にも伺い痛飲したことが鮮明に思い出される。増田卓爾氏が経敬意を払う希有の現代アーティストだ。氏は私が都図研の役員をやっていることを知ると、君はその道を究めればいい!と肯定的に話された。まあ、アーティトとしては失格だぞ!との言明でもあった。その昔、菓子箱を紐でくくり、それを天井からぶら下げたり、壁に添付したなど 意表を突く作品が心に止まった。
90を過ぎて富山へ帰郷。近隣の竹林に出かけて根曲がり竹を採集して、金色に仕上げてある。それはまるで金属のように異質化していた。
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