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ひどいんじゃない その2 [切り抜き]

朝日生命「追い出し部屋」月末〔3月〕に廃止

 大手企業で「追い出し部屋」などと呼ばれる部署が次々とできている問題で、生命保険大手の朝日生命保険は、同様の部署を3月末で廃止する方針を固めた。この間題の発覚後、「追い出し部屋」の廃止が明らかになるのは初めて。

 朝日生命が廃止するのは「企業開拓チーム」で、昨年4月にできた。関係者によると、昨年1月に募集があった「希望退職」をすすめられて断った社員らが配属された。仕事は自分の出向先を自分で探すことで、中途採用している企業などに応募する。

 だが、出向先を見つけるのは難しく、150社以上に応募したのに採用されない社員もいた。社員の間では「あきらめて、自主的に退職するように仕向けるのが会社のねらい」(男性社員)との声が出ていた。

 この部署は、厚生労働省が追い出し部屋の実態を調べる今年1月の「先行調査」で、パナソニックなどほかの4社とともに対象になった。その結果、厚労省は「明らかな違法は確認できなかった」と結論づけたものの、しつこく退職を迫れば違法になるとして、全社に注意を呼びかけていた。

 部署の廃止について、朝日生命は「出向先の拡大のために設置したが、相応の成果を出せたので廃止する。社員を退職に追いこむ意図はなく、問題があったとは考えていない」と説明。厚労省からの注意にも「真撃に受けとめているが、今回の廃止とは無関係」(広報担当者)としている。

 朝日生命によると、この部署には当初、30数人が所属していた。出向先が決まるなどして、今では10人ほどに減っているという。廃止後は「通常の人事異動のなかで適切な部署に再配置する」という。

(鈴石:昔国鉄が民営化してJRになった際にも、大量の首切りがあった。特に北海道は厳しかったと記憶している。動労・国労の組合員が対象となっていた。彼らはも追い出し部屋に追い込まれたが、解雇反対運動を展開していた。現在はどうなっているのだろうか?)
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