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子どもミイラの仮面 [切り抜き]

生前そっくり

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 南米チリの先住民族、チンチョロ族の約5000年前のミイラのマスクをCT(コンピューター断層撮影)で調べたところ、目や鼻、口の位置を合わせて故人の面影を残すように作られていたことがわかった。装飾性よりも、亡くなった人のことを思う気持ちを重視したらしい。

 チンチョロ族は、7千年前ごろからミイラづくりをしていたと考えられている。ツタンカーメン王のミイラなどで有名な古代エジプト文明より2000年以上古く、最古のミイラ文化とされている。

 国立科学博物館の篠田謙一人類史研究グループ長らが、放射線医学総合研究所や千葉県がんセンターなどの協力で、身長約70cm1歳未満の赤ちゃんとみられるミイラを撮影した。その結果、顔にすっぽりとかぷせられた土製のマスクの目、鼻、口を示す穴は、赤ちゃんの顔に正確に合わせて開けられていたことが初めてわかった。

 チンチョロ族が暮らしていた地域の河川には、付近の火山から噴出した有毒物質が溶け込んでいたとみられている。CTでも骨に重金属の蓄積の痕跡が確認された。篠田さんは「チンチョロ族の社会は、有毒物質で子どもが多く死亡する社会だった。亡くなった子を忘れないように、親が面影を残したマスクをかぶせたのではないか」と話した。

 このミイラなどを展示する特別展「グレートジャーニー人類の旅」(朝日新聞社など主催)は東京・上野の国立科学博物館で開かれている。

スズムシ:そうか見に行こうかな。時間がとれるかしら。それはそうと、「亡くなった人の事を思う気持ち」と情緒性を強調しているが、まあミイラを制作するのは奴隷で、ミイラになった人は貴族だ。この時代生け贄もあって、多くの子供が犠牲になっているよね。それより、人間って定住しちゃうとそこに愛着がわいて移動できないいきものなんだね。って思う。有毒物質の混入した河の水をきっと飲んでいたのだからね。鉱害病がもう既にあったのだね。すっかり文明的なのだと思う。5000年前などとあなどってはいけないね。


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